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investerの新興市場株投資日記 > JPモルガン
2006年09月20日(水) 07:04

JPモルガンの投資手法②

銘柄運用プロセス

GARP(Growth At Reasonable Price):
「成長企業に適正な株価水準で投資」の運用哲学

に基づき、企業の成長性と株価水準を分析 


①投資対象

  ↓

②戦略分析
まず、以下の4つの戦略分類に銘柄を分けます。
●中長期保有銘柄の候補
 プレミアム銘柄(高成長銘柄)
 クオリティー銘柄(優良銘柄)
 リストラクチャリング銘柄(再生銘柄)
●中短期保有銘柄の候補
 トレーディング銘柄(投資機会銘柄)

  ↓

③銘柄レーティング
4つの戦略分類毎に妥当な株価水準と現在における
個別企業の株価水準の乖離を5段階でレーティング
レーティング1~5まで分類し、レーティング1~までが
ファンドの組み入れの中心となる。

  ↓

④銘柄選定

へと進むようです。


また株価水準の動向によってポートフォリオも
組み替えており、大きく3つの局面に分けて
変更している。


ポートフォリオのイメージ

上昇局面
<プレミアム銘柄が中心>

プレミアム銘柄に大きくウエイトを置き、
2番目にはトレーディング銘柄、
最後にリストラクチャリング銘柄
にてポートフォリオを組んでいる。

プレミアム>トレーディング>リストラクチャリング


安定局面(ボックス相場)
<クオリティ銘柄が中心、各カテゴリーの銘柄にバランス良く投資>

クオリティ銘柄にウエイトを置き、トレーディング銘柄及び
プレミアム銘柄、リストラクチャリング銘柄に分散しています。

クオリティー>トレーディング=プレミアム=リストラクチャリング


調整局面
<ダウンサイドリスクに備え、再生銘柄に重点投資>

リストラクチャリング銘柄にウエイトを置き、
2番目にトレーディング銘柄、
最後にクオリティー銘柄
にてポートフォリオを組んでいる。

リストラクチャリング>トレーディング>クオリティー


重視する項目

・将来の利益成長率
 利益、キャッシュフロー、EVAなど
・バリュエーション
 PEG、PER、EV/EBITA、PCFR、PSRなど
・経営の質
 株価連動の報酬体系、過去実績、
 明確な経営ビジョンと戦略、実行力など
・バランスシート
 自己資本比率、簿外債務(年金債務)、信用格付けなど
・テクニカル
 信用取引残高、資金需要など

今回のセミナーに参加して思っていたよりも具体的に
投資戦略について話して頂き、大変勉強になりました。
投資を始めた頃に著書を読んで非常に共感していた
のですが、実際にセミナーに参加してより共感してしまい
ました。ほんとに参加して良かったです


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2006年09月19日(火) 22:22

JPモルガンの投資手法①

JPモルガンの運用哲学は

市場は非効率であるという前提に立ち、
調査に基づくアクティブ運用によって
超過収益を追求する

-株価は、利益成長及び分配、株主価値の変化、
  市場の期待値からの乖離によって決定される

-日本株式市場は情報伝達が非効率であると考えており、
  アクティブ運用が有効であると考える

とのこと。

ただセミナー資料の下の方に、ジャーディン・フレミング(JF)
の株式運用ストラテジーの運用哲学とも書かれています。
このことも含め、ふと感じたのはJPモルガン社内にはJFの
運用哲学や風土がまだだいぶ生きているんだなぁ~、
と思いました。

※ジャーディン・フレミング社
明治時代、薩摩藩にイギリスが近代兵器を提供する際に、
手続きを担ったジャーディン商会が前身。
イギリスの運用会社。1992年、日本にジャーディン・
フレミング投信を設立。アジア市場全般と日本の小型株
市場に強かった運用会社であった。
2001年にJPモルガンに営業譲渡を行い、吸収された。

現在、JPモルガンの中小型株運用チームは太田忠氏と
斎藤栄持氏、古賀寛久氏、その他1名の合計4名で
構成されている。

ちなみに私はJFが好きだったので、いまだにファンドを
持ち続けています!

リサーチの特徴

①個々の銘柄について経験豊富な複数ポートフォリオ・
  マネージャーによる多角的な分析

 ・アナリストではなくポートフォリオ・マネージャー自身が
  リサーチを担当
  (通常はアナリストが企業分析を行い、アナリストから
   ピックアップされた銘柄をアナリストのプレゼンを通じて
   ファンドマネージャーが銘柄検討するケースが多数)

 ・単一のセクターを担当するアナリストと違いポートフォリオ・
  マネージャーが広範なセクターを見ることで、異業種の
  数銘柄における相対的魅力度の判定が可能

 ・ポートフォリオ・マネージャーがアナリストを兼任すること
  により、投資判断までの迅速な意思決定が可能
  (アナリストが企業訪問を行い、銘柄レポートをファンド
  マネージャーに提出するまでに2週間位かかることもあり、
  買い付けるタイミングを逃してしまうことがあるため、
  ファンドマネージャー自身がアナリストを兼任した方が
  チャンスを逃さないとのこと)

②企業取材を重視

 年間延べ焼く、200件(2005年実績)の会社に対する
 取材(※)を行い、ファンドの運用に反映。
 ※取材:企業訪問、企業来訪、電話取材等含む。

③JPモルガン・アセット・マネジメントグループの
グローバル各地の運用担当者との銘柄情報交換


リサーチ~アプローチの方法~
 中小型株チームにおける5つのアプローチ

①ポートフォリオ・マネージャー独自の視点で調査
  経験豊富なチームの最大の強み

②スクリーニングデータの活用 
  B/S,P/L,バリュエーションなどのあらゆるデータを駆使

③株価パフォーマンスデータの活用
  52週レンジの株価位置を全銘柄対象にチェック

④IPO企業の調査
  ロードショーのカバー率90%前後

⑤ブローカーからの情報収集
  未調査企業におけるセルサイドアナリスト情報の活用


52週レンジでの株価チェックを行い、テクニカル面でも売買して
いることは少し意外でしたが、モルガンっぽいなって思いました。
実際にファンドの中の株式回転率は年に2.1回も回転している
とのことでした。また、IPO企業のロードショーのカバー率が
極めて高いですね。

またポートフォリオの組み方も大型株のファンドの様に
セクター分布に基づいたセクター配分はしていないとのこと。
もともと小型株市場自体、サービス業、小売業、卸売業が
非常に多いため上手くセクター配分は出来ないとも
発言されていました。


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2006年09月17日(日) 18:33

JPモルガンのセミナーに参加

先週13日にJPモルガン・アセット・マネジメントの
セミナーが大手町サンケイプラザにて開催され、
参加しましたので報告致します。

タイトルは

日本企業の強さを探る
~ポートフォリオ・マネージャーの現場から~

というタイトルで行われ、会場には私と同世代の方々
も多く、200名位はいたかなぁ~と思います。


ここからは資料に書かれていたことを中心として
トピックを書いていきます。

前半の8ページは現在の日本株式市場について
書かれており、注目すべき点としては、

5ページ目の

なぜ小型株投資か?
-魅力的な収益モメンタムが継続

にて

2006年度予想
           PER  経常利益成長率 PEG
TOPIX     22.1     8.0% 2.8
東証2部      20.4    14.2% 1.4
ジャスダック    22.4    20.8% 1.1
東証マザーズ    68.8    42.1% 1.6
ヘラクレス     35.1    42.5% 0.8

2007年度予想
           PER  経常利益成長率 PEG
TOPIX     19.9    10.9% 1.8
東証2部      18.1    12.3% 1.5
ジャスダック    19.0    17.8% 1.1
東証マザーズ    42.8    60.5% 0.7
ヘラクレス     25.4    38.2% 0.7

小型株のバリュエーションは相対的に高いが、低いPEG
レシオにより、大型株より高いパフォーマンスを生み出す
キードライバーとなる考えであるとのこと。

機関投資家にとってPEGレシオが1倍を切っていることは
重要で特に小型株を手掛ける小型株ファンドチームにとって
より重要な指標であるとのこと。

また、実際に1988~2006年におけるTOPIX、日経平均株価
東証2部株価指数、日経ジャスダック平均をグラフで比較されて
おり、日経ジャスダック平均の方がTOPIXの2倍以上の成績を
残しています。


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